尾骨の痛みの原因、施術と対策
尾骨の痛み
座っている時や立ち座りの時、尾骨~骨盤底に感じる強い痛み。尾骨の痛みの原因になっているのは肛門挙筋の過剰収縮、肥厚による。尾骨外縁に圧痛。
元々の尾骨の痛みの原因は、座り方による尾骨の圧迫にある。尾骨の歪み(骨盤の歪み)が過剰収縮を起こさせている。
尾骨の痛みは陰部神経の絞扼開放(仙結節靭帯と仙棘靭帯、内閉鎖筋の緊張緩和)と尾骨整復法(肛門挙筋の緊張緩和)による施術。平たく言えば骨盤調整と尾骨整復で対処する。
肛門挙筋①②③
①恥骨直腸筋②恥骨尾骨筋③腸骨尾骨筋
S2~S4の陰部神経支配
肛門挙筋①②③
①恥骨直腸筋②恥骨尾骨筋③腸骨尾骨筋
肛門挙筋 上が男性、下が女性 漏斗状で尾骨から肛門まで女性の方が長い。会陰は男性の方が長い。
尾骨の痛みの原因は、座り方による尾骨の圧迫にある、尾骨の歪み(骨盤の歪み)が過剰収縮を起こさせている。
http://aozora-youtsu.com/2019/04/post-72d5.html
骨盤調整法
骨盤調整を腹臥位(うつ伏せ)横臥位(横向き)でする。
骨盤調整は仙腸関節(腸腰筋調整)、仙骨(仙結節靭帯調整)、仙尾関節、尾骨、腰仙関節、背骨を調整する。
調整時間は20分くらい。
尾骨痛の整復
整復は肛門から指を入れて曲がった尾骨に引っ掛けて後方へ戻す形で整復します。
(肛門用指サックをし潤滑剤を使用します。尾骨の長さは人それぞれで、指は4~7cmくらいまでは入れます。)
整復は時間的には数10秒くらいです。
整復後、痛みが楽になります。
〇自律神経障害が気になる方や出産する方、早く痛みをとりたい方は効果的です。
×直腸に病気がある方はできません。
尾骨骨折の日常生活の注意
寝るのは、横向き。椅子に座るときは、尾骨が直接あたらないクッションを使用する。セックスのとき尾骨にあてない。湯船につかるときは尾骨にあてないような姿勢で入る。
尾骨痛の対策は正しい座り方にあります
尾骨の痛みを誘発する座り方
尾骨に体重をかける座り方、足を組んで座る、体育座り、椅子に浅く座り背もたれに寄りかかる姿勢、座面が沈むソファなどで慢性的に尾骨に体重をかけていると、尾骨を打っていなくても曲がってしまい、尾骨が痛くなる。
「骨の形と構造は、使い方を一定にしておくと、その使い方にしたがって、使いやすい形に変化する」ウォルフの法則
尾骨のいろいろな曲がり方。一番左が正常。
尾骨の上の仙骨にも負担がかかってくると腰痛の原因にもなる。
正しい座り方
正しい座り方は、股関節90度、膝関節90度、足関節90度です。坐骨で座ります。
脚は閉じると良いでしょう。
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