お尻に発作痛
寝ているときに突然のお尻の激しい痛み
病院で肛門や直腸を調べてみても何1つ病変を確認できない、「異常ありません。」こともあります。その為、精神的なストレスが原因ではないかと心療内科や精神科などを受診をすすめられ抗うつ剤など処方される場合があります。
仕事や家庭などに何らかの問題を抱えている中高年女性に多く見られます。
患者様の訴える症状は「就寝中の夜中に突然、おしりに異常とも思える激しい痛みを覚え、数分たつと何事もなかったかのように元に戻った」と、一様に同じ内容であることがほとんどです。
発作は多くの場合不規則で、5~20分続いた後、自然に治まるのが特徴。夜間に起こるケースがほとんどですが、まれに昼間や排便時に生じることもあります。
ただ、突然起こる「あの突然の激しい痛みで不安」で寝れない薬に頼る。
こんな生活を変えたい。と来院されます。
原因
①骨盤内を支配する陰部神経(仙骨神経S2~S4)の障害
②骨盤底筋(肛門括約筋や肛門挙筋)の過緊張、痙攣
①陰部神経の絞扼
陰部神経による経路において圧迫が生じやすい2か所
1、仙骨から出てくる部位で仙棘靭帯と仙結節靭帯で挟まれている所
2、陰部神経が内閉鎖筋を覆う筋膜を走行する際に通る陰部神経管(アルコック管)と呼ばれる所
②骨盤底筋(肛門挙筋の過緊張)の過緊張
肛門挙筋①②③
①恥骨直腸筋②恥骨尾骨筋③腸骨尾骨筋
施術
○骨盤調整術
解剖的正しい位置に骨格を戻して筋肉の緊張や神経の圧迫を取り除く。*正しい位置に戻すように手技でする。
○尾骨整復術
肛門から指を入れて介達(直接ではなく)で尾骨を正しい位置に戻すように操作する。尾骨まわりとその周辺上下左右を軽くソフトに触れて緊張をゆるめる。
○高周波電気療法(スーパーテクトロン)
◆硬膜調整法(脳脊髄液の流れを良くする):吸引電極を背中側、首と背中の境の中央につけ、もうひとつをへその下(丹田)体の重心につけて背骨全体の筋肉の緊張をゆるめる。脊髄を包んでいる硬膜が圧迫されて脳脊髄液の流れの滞りやすい、後頭骨と首の一番上の骨の間と仙骨の2番目の所にも吸引電極をつけて硬膜の緊張を除き、脳脊髄液の流れを良くし神経の伝達を良くする。ほかに肛門まわりの緊張をゆるめるために左右のお尻の所にも吸引電極をつける。*痛みの状態によって電極のつけ方も変えることがある。
○逆腹式骨盤底筋体操法(ケーゲル体操)セルフケア①
骨盤底筋を緩めたり緊張させたりして筋肉の萎縮や過緊張をなくし、筋肉が正しく働くようにする。尿漏れや臓器下垂を防ぎ性機能向上、若返りにも役立つ健康体操法。一般的な骨盤底筋体操とは違い、私の開発した体操法で呼吸法と内臓柔軟性、臓器下垂防ぐように腹圧調整しながら行う。
○脳脊髄液調整体操法(モゾモゾ体操)セルフケア②
文字通り硬膜の緊張をゆるませ、脳脊髄液の流れを良くする体操法。神経伝達をよくする。骨盤の歪みや不定愁訴、更年期障害。
http://aozora-youtsu.com/2020/03/post-b6a8.html
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